マイクロトマトの植え付け

野菜

今回はトマト苗の植え付けについて書きます。

トマトと言っても色々なサイズ、色がありますが、今回植え付けたのは…

黄色のマイクロトマトです!!

マイクロトマトとは、ミニトマトよりも小さい、直径1センチ以下のトマトです。

上手く育てられる自信は一ミリもありませんが、ノリと気分で苗を購入しました!
購入したからには出来る限りのお世話をいたす所存です。

使う鉢は10号サイズ。高さは20センチ程度で、すり鉢状になっており、比較的浅い鉢です。
もともとブルーベリーを植えていた鉢ですが、私が水のやりすぎで枯らしてしまったので、枯死したブルーベリーを引っこ抜き、土も出しました。鉢は石鹸で洗って乾かしておきます。
まず、鉢底に鉢底石をひきます。

次は土作り。
まず、鉢の三分目くらいまで野菜用培養土を入れます。最近はずっとハイポネックスの「野菜用有機培養土」を使っています。この土は、赤玉土が入っていて重さがあり、植物が倒れにくく、根張りが良くなる感じがします。パッケージにも「重い土なのでトマトやナスが倒れにくい」という趣旨のことが書いてあります。土には元肥が入っていますが、美味しい実がなるようにもう一工夫。赤玉土、有機肥料、ようりんを加えます。

赤玉土は、さらに土を重く、水はけを良くするため。有機肥料は、あったほうが美味しくできるような気がするから。魚粉・骨粉・油粕などがバランスよく配合されたものです。
こんな風にスプーンで加えます。↓


元肥との兼ね合いで少し控えめに。
スプーン2杯くらい。(テキトー)

スプーンはこんな風に袋の口を閉じる輪ゴムに引っかけておくと便利↓


必要な時にサッと取り出せて手も汚れません。

さらに「ようりん」をトッピング。
リン酸は植物の実付きに重要です。実が沢山成りますように、と願いをこめて。

「ようりん」とはコレ↓



この製品は粒状に固められているので、直接手から撒いても汚れません。(あまり手で触っちゃいけないらしいけど、大丈夫みたい。)



赤玉土、有機肥料、ようりんを全部乗せました。↓


これらを土とよく混ぜた後、その上に何も加えていない野菜用培養土をかぶせます。
こうすることで、有機肥料とようりんが直接根に触れません。苗が成長し、根が伸びてきて初めて有機肥料とようりんを混ぜた層に到達するようにしています。苗が小さいうちから多肥にすると、かえって育ちにくいこともありますが、こうすることで、生育初期に多肥になるのを防ぐことができますし、追肥の手間を少し減らすことができます。さらに、有機肥料は少なからず匂いが発生し、虫が寄ってくることがありますが、こうすると土の表面に有機肥料が露出しないので匂いを抑制することができ、虫も寄ってきません。色々偉そうに言っておりますが、そもそも、ようりんは直接根に触れてはいけないらしく、土に混ぜこんだ後、上に土を被せてから苗を植え付けるようにパッケージに書いてありますので、どっちみち土は被せなきゃいけません。

この上に苗を置き、野菜用培養土で植え付けていきます。苗はこの時期にしては小さめな気がします。ちょっと不安。土から露出した部分の高さは15センチくらいしかありません。↓

かわいいパッケージです!↓



できました。


ちょっと苗が傾いているのは私がどんくさいからではなく、わざと斜めに植え付けました。
植物は斜めに植えるとよく育つという話を聞いたからです。特にトマトは茎から根が出てくるので、斜めに植えるとその根がきちんと張ってくれるという話です。
半信半疑ですが、やってみました。

株元には赤玉土と少しだけ鹿沼土を撒きました。赤玉土と鹿沼土は、作業中に誤って地面にぶちまけてしまったのをかき集めました。重さがあるのでちょうどいいかと思います。さらに赤玉土は濡れた時と乾いた時の色が違うので、水やりのタイミングを測るのに良いです。



上が赤玉土が乾いている時の色。↑

下が赤玉土が濡れている時の色です。↓



今はまばらに撒いていますが、土の表面を全て覆うようにまくと、キノコバエの発生抑制になります!
キノコバエは暖かくなると発生し、湿った土に卵を産んでどんどん増えていくので、お困りの方が多いと思います。私もブンブン飛び回るキノコバエに困らされていたのですが、赤玉土を敷き詰めたところ、ピタリと発生が止まりました!母のアイデアです。園芸の本にはほとんど書いていない裏技です!!
今年も、暑くなってきたら全面に赤玉土を敷き詰めようと思います。

鹿沼土は酸性ですので、撒きすぎは良くないとは思いますが、トマトは幅広いphで生育するので問題ないと判断しました。地面にぶちまけちゃった分だし、もったいないし。鹿沼土は薄い茶色で、水やりしてもあまり色が変わりません。見た目がちょっとオシャレな感じになりました。

土が少ないように見えますが、実際フチから4センチ下くらいのところまでしか入れていません。
なぜなら、トマトは細かい根が地面に露出してきたり、先程も述べたように茎から根が生えてきたりするからです。後から増し土をすることで、それらの根を隠すことができると考えました。植物の根は日が当たると弱ってしまうので。

アサガオ支柱を立て、割り箸で苗を支えて完成です!↓



アサガオ支柱は、ただ土に挿すだけだとグラグラするので、周りの土をしっかり寄せながらグイグイと土に押し込みます。
割り箸は斜めに挿して、端をアサガオ支柱にくくりつけてみたら安定しました。割り箸と苗を麻紐で結わえます。八の字にして、茎にゆるーく巻きます。↓


これで作業は完了。

以下のように、私なりのこだわりポイントを詰め込みました!

・赤玉土を使用して土を重く、水はけを良くする。水やりのタイミングを分かりやすく。(土の表面にびっしり敷き詰めるとキノコバエの防除にも!)
・有機肥料とようりんを仕込み、美味しく実付きが良くなるように。土に直接触れないようにし、生育初期に多肥になるのを防ぐ。
・斜めに植える(根張りが良くなるらしい)
・土は少なめに。後で根が生えてくるので、その根を保護するように増し土ができる。



さて、植え付けは無事に終了しましたが、いくつか懸念点があります。

まず一つ目は難しいんじゃないかと言うこと。
マイクロトマトって、限られたスーパーにしか売っていない上に、少し高いんですよね。

私のアルバイト先の近くには、上品なマダム(死語?)の集うちょっと高級なスーパーがありまして、そこにマイクロトマトが売っているんですが、確か一パック400円くらいしたはず。
それも赤色のものしか売っておりません。

果たしてトーシロ(死語?)に黄色のマイクロトマトなど育てられるのか??

二つ目はパッケージになにやら不穏なことが書いてある点。


え、株暴れするの…?
マイクロトマトなのに株はマイクロじゃないの?
リトルプリンセスって品種名なのにね。

確かにトマトは株がデカくなります。

それも、上に上に伸びて大暴れします。

私は3年前にミニトマトを育てていたのですが、その時も大暴れしていました。
(しかも冬越しし、いっこうに熟さない青臭いクソマズイ実をつけていました。)
茎ばかりぐんぐんと伸び、収集がつかなくなったので途中で折り返して下に垂れている状態でした。伸ばすと3メートルくらいはあったはずです。
8号鉢で育てていまして、品種は「サントリー本気野菜シリーズ」の「純あま」です。
ホームセンターで、アウトレットコーナーに大量に放り込まれていて、かわいそうだったので買ってきた苗です。あと、スーパーで「純あま」を買って食べた時に本当に美味しかったので、苗から育てたら、たらふく食べられるのではないかとの下心もありました。

アウトレットコーナーにあったので、全体的に節間が空きぎみで、ヒョロヒョロしていましたが、なるべくマシな苗を選んだつもりです。

これもご縁だから、元気に育ってくれればいい…と、保護犬を貰った人のようなキモチになっていました。

そして、案の定、節間が空いた状態のまま成長し、やたら丈だけが高くなって、花房がちょっとしかできません。
おまけに、一つの花房あたりの花の数が少なく(一つの花房あたり6~7個の花しか咲かない)、収穫量は平均よりずっと少なかったと思います。
(収穫した実は美味しかったですが)

このマイクロトマトも、茎ばかりぐんぐん伸びて全然実を付けないかもしれない…と不安になっています。
大丈夫そうな苗を選んだつもりですが、果たしてどうなるやら…


それにしてもマイクロトマトってどんな味がするんだろ…
早く実が成ってほしいな。
でもトマトって熟するまでが長いんだよね。
いっぺんバイト終わりにスーパーで買ってみるか…

今後の生育の様子はまた書いていきたいと思います~

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