パンジーって冬から春にかけて色んな種類のものが出回りますよね。
私は毎年パンジーを育てているのですが、今回は特別なパンジーを育ててみました。
それは、サトウ園芸さんの「パンジー・ドラキュラ」です!
花芯が見えないほどの豪華なフリル咲きで、沢山の苗の中から選抜された個体がドラキュラとして販売されているようです。
私は雑誌『趣味の園芸』でドラキュラの写真を見て一目惚れし、ずっと欲しいと思っていました。
しかし、ホームセンターには売っておらず、よく行く個人経営の園芸店さんで入荷しているのを偶然見つけました!
実際に、販売しているお店は限られているようです。
サトウ園芸さんのホームページから、販売店が見られます。
お値段は税抜きで一株1000円でした。パンジーの多くが、200円から300円ほどで販売されていることを考えると高価ですよね。
色味は、赤、赤紫、青紫など様々で、黒い線が入っているものや、黄色が混じっているものなど、バラエティに富んでいます。
しかし、全ての個体が花芯が見えないほどボール状になっているかと言うとそうでもなく、若干花芯が見えている個体もあります。
私は、完全なボール状で、かつ、いかにもドラキュラっぽい黒い線が入った青紫の個体が欲しかったので、売場にある株一つ一つを見て、お気に入りの子を選びました。
しかし、選んだ株は開いている花が一つしかなく、これから次の花が咲くのか不安に駆られました。
しかも、あまりにも綺麗なので、正直性質が弱くて枯らしてしまうのではないかとビビっていました。しかし、購入時にお店の方に話を聞くと、「日当たりを良くして乾いたら水をやれば大丈夫です!過保護にしないように」と言ってくださいました。
購入したのは一月の中旬で、買ってきてすぐ植え付けました。
他のパンジーと一緒に植えるのは気が引けるので、15センチ角の四角いポットに一株で植えました。
土は普通の草花用培養土です。
植え付け後は、日に当て、土の表面が乾いたら水をやり、液肥を一週間に一回、活力剤を二週間に一回やりました。
さて、その後どうなったかと言うと…
めっちゃ元気そう!!
花付きが良いです!
上から見るとこんな感じ。↓
嬉しいことに花が多すぎるので、少し摘むことにしました。
混みあっている部分を間引き、外側に垂れ下がっている花も少し摘みました。
摘んだあとはこんな感じ。↓
少しすっきりしました。気のせい?
摘んだお花は勿体ないので、飾ってみました。ほれ。
カップには猫の顔が描いてあります。これは「ケーキハウスショウタニ」さんのプリンのカップです。ここのケーキは父がよく買ってきてくれて、どれも美味しいのですが、ここのプリンのカップが可愛くて!
上から見るとこんな感じ。↓
ドラキュラとは違うパンジーが混じっています。中央部分はドラキュラではありません。白フチの赤紫のフリルパンジーです。ホームセンターで見かけて一目惚れした子です。大抵の恋は一目惚れから始まります。知らんけど。
実は、ドラキュラだけでは上手く飾れなかったので、違うパンジーも使うことにしたんです。
下の写真を見てもらうと分かると思いますが、花びらが茎に接するほど盛り上がっている上に、茎がほぼ直角に曲がっていて固く、花を上に向けて挿すことが出来ませんでした。
そこで、茎と花びらで、カップのフチを挟むようにしてドラキュラをぐるっと一周飾り、空いた中央部分に、花首のしなやかな赤紫のフリルパンジーを挿しました。
ドラキュラの花びらと茎でカップをホールドしているので、位置がバシッと決まりますし、ボリュームも出ます。
これで、どこから見ても可愛いアフロヘアの猫ちゃんの出来上がり!
しかし、横から見ても本当にゴージャス✨
花びらがうねっています。↓
結論を申し上げますと、パンジー・ドラキュラはとても育てやすく、花姿も完璧で、花付きも良いです!普通のお世話でちゃんと咲いてくれます。
ただ、一つ悩みがあって、それは花がら摘みのタイミングです。ドラキュラを買ってきてから3ヶ月近く経ちますが、未だにどの花が古いのかすぐに判断できません。特に、最初はいつまで経っても見た目が変わらないので、性質までドラキュラやん!と戦慄していました。ところが、花をちょっと触っただけで花びらがバラバラ落ちる段階が来て、それで初めて古くなったと判断できました。そもそも、フリル咲きのパンジーは、そうでないものよりも花がら摘みのタイミングを判断するのが難しいと個人的に思っています。フリル咲きでないものは、古くなると花びらの端がクルクル丸まってくるので判断がしやすいです。
しかし、フリル咲きのパンジーは、花の色が褪せてきたり、花びらがシワシワになったら摘み時だと判断しています。よく見ないと分からないこともありますし、そもそも花持ちが良いと思います。ドラキュラは、さらに花持ちが良いです。見た目では分かりにくいので、手で触って花びらが落ちたり、乾燥している場合は摘んでいます。あと、古くなった花は外側に垂れ下がってくることが多いので、外側から摘んでいます。
それでも、見た目がまだまだ綺麗なので、切花として飾って楽しむことができます!
今は試行錯誤の最中ですが
ドラキュラの花がら摘みをマスターしないとな、と思っています。
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