ある日のことです。暖かい日差しに照らされ、私はフンフン鼻歌を歌いながら水やりに精を出していました。
うちにはいくつか寄せ植えがあって、基本は鉢スタンドに入れて飾ってあるのですが、たまに目線と同じくらいの高さに置いて楽しむことがあります。
その寄せ植えの様子を見ようと視線をやると…
何かヌラヌラしたものと目が合いました。
ぎゃーっっ！！(心の声)
良かった、カエルでした。小さな化け物かと思いました。
以下、カエルの写真が出ます。苦手な方はご注意を
どこにいるか分かるかな↓
いました↓
寄せ植えは少し湿っていて、居心地が良かったようです。
カエルの背中には日が当たってぬくぬくです。
湿っているのに、ぬくぬく。
これがカエルのお気に召したようです。
日光浴してるのかな。
カエルは虫を食べるので、我が家の庭の虫を狙ってやってきたのでしょう。
庭の主(私)はカエルには優しいので、カエルにとってパラダイスでしょう。
虫がいて、それをカエルが捕食する。我が家の小さな庭には立派な生態系が出来上がっているようです。害虫を勝手に食べてくれるため、私にとってもカエルはありがたい存在です。(もしかしたら益虫も食べてるかもしれないけど)
体は全体的に薄い茶色で緑色のグニャグニャした模様が入っています。
この模様、つぶらな瞳、この子には見覚えがあります。
昨年も、カエルが我が家のお庭に現れたのです。
その子にそっくり。
昨年のお写真がこちら↓
眠いんでしょうか笑
運悪く目が半開きですが、本当はもっとつぶらな瞳です。
昨年のカエルには鮮烈な思い出があります。
ある日、私は自転車で母と出かける準備をしていました。
自転車を引っ張り出そうとしていた母がいきなり悲鳴をあげました。
見ると、カエルが自転車の荷台に張り付いています。
私たちが自転車を引っ張り出すのを見ていて、飛び付いてきたようです。
私は、そばにあった庭木を指さし｢申し訳ないけど、出かけたいから、あっちの木に移ってくれる？｣
すると、カエルは私の指差す方に顔を向け、すこし首をかしげ(たように見えた)、間を置いて木に飛び移りました。
聞き分けがよく、頭が良いんだなと思いました。
びっくりしたけれど、可愛かったです。
カエルは予測不能の場所にいて、よく分からんことをしますし、見つけた瞬間はドキッとします。
昨年来たカエルと、今のカエル同じ個体かどうか分かりませんが、もし同じ個体だったとしたら嬉しい。
どこか近くで冬眠していたのでしょう。
ところで、昨年の私は、この茶色のカエルが何の種類なのか知りませんでした。
調べてみると、アマガエルのようです。
アマガエルって緑色なんだと思っていましたが、環境によって色が変化するみたい。
カエルの体色ってどれくらいの速さで変化するんでしょうね。昨年見たときは、あまり時間を空けず、茶色のカエルと緑のカエルを目撃したので、けっこう速く変化するのかもしれません。
結局、カエルは日が出ている間、寄せ植えの中にじっとしていました。
日が暮れた後に見ると、いなくなっていました。
狩りに出たのかな？
それにしても、見つけたときはびっくりした。
心臓止まるかと思った。
カエルは湿った場所にいると思っていましたが、木の上など、乾いた場所で休んでいるのも目撃したので、ずっと湿っている必要は無さそうです。
ここ数日は彼(彼女？)の姿を見ていませんが、雨が降ってくると、ご近所でケロケロ鳴いている声が聞こえてきます。
これからもうちに遊びに来てね。
そして、虫(できれば害虫)をたくさん食べてね。
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