スティックセニョールの植え付け・洗濯ネットとカブトムシのフンの活用

園芸

スティックセニョールの購入と植え付け

朝晩は肌寒いくらいの気温になってきましたね。
我が家のお庭も模様替えのまっ最中です。
今年の秋はスティックセニョールに挑戦してみることにしました。

スティックセニョールは「茎ブロッコリー」とも言われるもので、スティック状の蕾を収穫します。今回はオシャレにスティックセニョールと呼ぶことにします。

通常のブロッコリーは頂花蕾を大きくして収穫した後、おまけとして側花蕾を何本か収穫することがありますが、スティックセニョールは側花蕾が長く伸び、何本も収穫できます。(一株で十数本採れるそう)

一個の蕾を大切に守り育てて…というのは大変です。それよりも小さいものを少しずつ収穫してすぐ食べるのが家庭菜園の醍醐味だと思うのでスティックセニョールを選びました。
(場所があればブロッコリーやカリフラワーもやってみたいところですが、限られた場所でこまめに収穫するにはスティックセニョールがぴったりです)

苗は10月の初めに購入しました。
ホームセンターにたくさん売られていた苗の中から、茎が太く、株元がグラグラしていない苗を選びました。


買ってきてすぐに植え付けをしました。

使うのは8号の駄温鉢

新しい野菜用培養土でサクッと植えてしまいたいところですが、古い土が大量に残っているので土壌改良を施して使うことにします。古い土に残った根や石ころ、ゴミや土の固まりを取り除き、ゼオライト、赤玉土をそれぞれ全体の一割ほど加えます。

元肥としてマグァンプKの小粒と有機肥料の小粒を、それぞれ規定量の半分くらい加えます。マグァンプKだけでも十分育ちますが、規定量の半分を有機肥料に置き換えるのがこだわりです。

そして、 土壌改良に必要なのが堆肥です。土をふかふかにするモノを加えなければなりません。
今回はカブトムシのフンを使うことにします。

カブトムシのフンを園芸に使う

というより、大量にフンがあって困っているので、ぜひ使ってしまいたいのです。
訳あって現在、24匹のカブトムシの幼虫を飼育しているためです。

というか飼育せざるをえなくなりました。

以前、ホームセンターで無料で配られていたカブトムシの幼虫の残りを全部引き取ったことを書きました。

その幼虫たちが無事に成虫になり(成虫になるまでも、いや、成虫になった後も色々あったのですが、それはまたの機会に)、そのうちの一匹だけだったメスが、ものすごい早さで産卵し、気づかずに孵化させてしまったのです。

これは青天の霹靂でした。今まで何代もカブトムシをオスメスのペアで飼ったことがありますが、産卵するのは死ぬ間際。卵の個数は多くて数個で一つも産まない個体もいました。また、卵が全て孵化するとは限らず、孵化するのは一、二匹でした。また、カブトムシの卵は大きさといい色といい、目で見て分かるのでお世話をしていれば気づくものです。
それが今回は目視で発見できず、知らないうちに24匹も孵ってしまったのです。
幼虫の大きさから推定すると、7月には産卵していた模様。
恐るべき産卵スピード、体の大きさにあるまじき産卵量です。

とにかく、余っていた水槽二つに12匹ずつ詰め込み、育てることにしました。

24匹もいると食べる量もフンの量も桁違い。すごいスピードで食べ、もりもりフンをします。当然、新しい土も大量に必要になります。

土中にフンが増えてくると食べづらくて可哀想だと思うので、こまめに土をかえてあげるようにしています。

フンがあまり無い部分の土は水槽に戻して再利用しますが、フンが多い部分の土は取り除いてしまいます。

こうなるとフン混じりの土、いや土混じりのフンがどんどん溜まっていきます。

これを園芸に利用しようという訳です。

これぞ循環型社会。えすでぃーじーず、です。

というか土って普通のゴミとして捨てられないので、出来るだけ再利用する方がよいと思うのです。

カブトムシのフンが園芸に使えるかどうかネットで調べてみると、真逆の結論が両方出てきます。
使っています、という人、育ちが悪くなるよ、という人、両方います。

個人的には昔から庭の植木や鉢植えの植物の株元にまいたり、すきこんだりしていて特に支障はなかったので、バンバン使っています。

この土混じりのカブトムシのフンをビニール袋に入れて保管しておきます。

乾いたカブトムシのフンは嫌な匂いもせず、不潔な感じもしません。(※個人の感想です)

これを手でわしづかみにし、先ほどの古い土に全体の二割ほど加え、よく混ぜます。

スティックセニョールの植え付け完了!

これで土壌改良と施肥は完了。この土を8号の駄温鉢に入れ、ポットから抜いたスティックセニョールの苗を植え付けます。

鉢底から流れ出るまでたっぷり水をやり、アサガオ支柱を挿します。

苗が元気に活着するように、1000倍に薄めたリキダスを株元にやるのが私のこだわりです。

なんだか殺風景なので、チンアナゴのオブジェを挿して完成


チンアナゴのオブジェはセリアで買いました。
セリアまじ神

二匹のチンアナゴがスティックセニョールを見守ります

スティックセニョールはアブラナ科。アオムシなどの害虫の被害が特に多い野菜。

害虫対策としてネットをかけてしまいます。アサガオ支柱を挿したのはネットをかけるため。

洗濯ネットを園芸に活用

ネットの正体は洗濯ネットです。

百均の洗濯ネットを使っています。
特に、セリアの洗濯ネットはサイズも形も生地の目の細かさもバラエティに富んでいてオススメです。

植物のサイズに合わせて好きなサイズを選びますが、形はドラム型(円柱型)のものが一番便利です。

横にして使うとプランターを入れられますし、縦にして使うと鉢が入れられます。

いずれの場合も、植物にネットがべったりかからないように支柱を立てます。

今回は、ドラム型洗濯ネットの特大サイズを縦にして、中に鉢を入れます。チャックを閉めればお手軽防虫ネットの完成!

先ほど、セリアには様々なサイズの洗濯ネットがあると言いましたが、特大サイズが一番便利です。
8号鉢や小型のプランターに支柱を立てても、特大サイズを使えばすっぽり収まります!

色々試しましたがセリアのドラム型特大サイズの洗濯ネットが一番です。

洗濯ネットは、汚れたら丸洗いできますし、チャックを開ければ簡単にお世話できます。

また、洗濯ネットには目の細かさによる違いもあります。目の大きさが数ミリ程度のものもあれば、下着などを洗うために細かい目になっているものもあります。また、ネットが二重になったものもあります。

基本的に目の大きさが数ミリ大のネットを使っています。特に気温が高く、蒸れやすい時期には重宝します。ただ、目の大きさより小さい害虫が侵入してしまうのが難点。
蒸れに強くて小さな害虫がつきやすい植物は目の細かいネットに入れています。(これでもハダニレベルの小ささだと防げませんのでお世話のときにチェックをします)
蒸れへの耐性と害虫の種類を考慮して、状況を見て使い分けると良いと思います。
もちろん、害虫がいなくなる時期にはネットを外してかまいません。ただ、目の細かいネットは保温にもなるので、冬になると寒さに弱い植物を入れるのに利用しています。
簡易なプチ温室として、多肉植物や観葉植物、枝挿しをしている最中の植物などを入れています。

また、パクチーの種を夏の終わりに種まきし、最初は目の粗いネットをかけて保護し、寒くなってきたら目の細かいネットをかけることで初冬まで収穫することが出来ました。
逆に春蒔きで夏に育てたパクチーはベチャベチャになって失敗しました。お前ら暑いところの植物ちゃうんかい!

ただし、ネットが二重になったものはあまりにも通気性が悪いので使用しません。

また、色はシンプルに白のものを使っています。

柄ものもかわいいとは思いますがいかにも洗濯ネットを使ってます!という感じになりますし、日当たりにムラが出るといけないので全て白で統一しています。

洗濯ネットを防虫ネットとして使うのは、本来の用途とは異なった使い方ですし、本来は屋外で雨風に打たれるためのものではないので、不具合がないか時々チェックし、自己責任で使用するようにしてください。経年劣化のみならず、地面につけたまま引きずったり鋭利なものに引っかかると破れることがあります。破れていた場合は虫が入り放題になり、気づいたら住み心地のよい虫のアパートになっていたことも…

今のところ、お手軽で清潔で世話もしやすく、長く使える最高な防虫ネットとして大変お世話になっております。

ここまでで私の洗濯ネット自慢は終わり。

スティックセニョールの成長

スティックセニョールを植え付けたのは10月の初め

植え付けからが三週間ほどたった現在の様子がこちら。(一時的にネットを外しています。)


随分大きくなりました。
植え付け時はコレでしたもの↓

支柱の一番上のあたりまで葉が伸びています。

もうしばらくすると支柱を延長しないといけません。

茎の太さも2倍ほどになりました。
株元には余っていたレタスの種を蒔きました。
赤、緑、プリーツなど様々な色と形のレタスがミックスされたものです。
すでに種の使用期限を過ぎていますが、特に発芽率が落ちたという感じもしません。

スティックセニョールの収穫が出来るようになるまでレタスをボチボチ収穫して楽しみたいと思います。
柔らかな間引き菜をベビーリーフとして食べるのも楽しみの一つです。

そういえばスティックセニョールの苗の横に「カリフローレ」というスティックセニョールのカリフラワーバージョンがあって、そちらも気になりました。スティックセニョールの苗はたくさん残っていたのですが、カリフローレは二、三個しか残っていませんでした。

スティックセニョールに比べて売れ行きが良いのか入荷量が少ないのか分かりません。値段はスティックセニョールのほぼ倍でした。

残っていたのがあまり良い苗ではなかったのと、次回の入荷まで時間がかかるとのことで泣く泣く諦め、スティックセニョールだけ購入しました。(置く場所もあまりナイ)
来年はカリフローレに挑戦してみよう。スティックセニョールが大失敗したら考え直します。

まとめ

それでは、今回のまとめを

・古い土に土壌改良を施しスティックセニョールの植え付けをした
・経験上、園芸にカブトムシのフンを使っても特に問題は無いと思われる
・我が家にはカブトムシの幼虫が24匹もいる
・カブトムシの繁殖力を舐めていた
・それでもカブトムシはかわいい
・洗濯ネットを防虫ネットとして使う。冬はプチ温室としても使える。状況に合わせてサイズや目の大きさを選んで。セリアで選ぶのがオススメ!
・セリアはマジ神
・スティックセニョールは順調。植え付けから三週間ほどで支柱の一番上まで届く高さになり、茎も太くなった
・株元に使用期限切れのレタスの種を蒔いたが特に問題はなし

このまま順調に行くと良いのですが。
収穫したら茹でて(蒸してもいい)、オシャレなコップにさしてスティックサラダにしてみたい。
で、マヨネーズとかバーニャカウダで食べる。

コメント

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