レモングラスの成長と活用法

ハーブ

春に植え付けたレモングラスの現状と魅力

随分と涼しくなってきて庭仕事がはかどる季節になりましたね。

今回は、春に植え付けたレモングラスのお話です。

今年の5月初頭にレモングラスを植え付けたことを過去の記事に書きました。


植え付けた後は、日々の水やりに加え、月に一、二回のペースで、リキダス、ハイポネックス液肥、プラントフード(微粉ハイポネックス)をやりました。(一週間に一回、リキダスをやり、次の週には一回ハイポネックス液肥、さらに次の週には一回プラントフードをやるというローテーションを組みました。)

現在、レモングラスの草丈は60cmを越していると思われます。

現在の様子↓ 先が茶色になった葉をまとめて収獲した後なのでスカスカな印象ですが


植え付けて一、二か月はあまり大きくなっていないような感じでしたが、梅雨が明けると、葉の数も増え、縦にもぐんと大きくなった印象です。

鉢は、植え付け当初の5号角形鉢のまま。もう一回り大きい鉢に植え替えたら、もう少し大きくなりそうですが、今さら遅いかな、と思ってこのままにしています。

置場所は、たっぷり日光が当たる場所です。

真夏の直射日光はあまり得意でないそうなのですが、けっこうガンガンに日を当てていました。
葉先が焼けてくるようなら半日陰におろし、焼けた葉から収穫するようにしていました。

レモングラスの良いところはまず見た目。

昨今の住宅事情にあわせてコンパクトな植物が多く売られている中で、縦に縦に大きくなる珍しい仕様。横にもそれなりにモサモサ広がりますが、スッと伸びた細長い葉が目を惹きます。
高性植物らしい華やかな雰囲気に、細長い緑の葉が目にも涼やか。

また、夏の遅い日暮れの後、風が出てきて葉が揺れる様も趣深い。
風で葉と葉が擦れサラサラと音を立てるのも素敵です。

クソ暑い中大学に通い、体力を搾り取られて帰ってきた私を何度癒してくれたことでしょう。(大学が嫌なのではなく、暑いのが嫌いです。)

レモングラスの活用法1:お茶

さて、レモングラスの良いところは見た目だけでなく、収穫して使うことができる点です。

ところが、いまだに上手な使い方が分からず、まだ収穫していない葉がたくさん残っております。

まず試したのがお茶です。

レモングラスの葉は、そのままだとほとんど香りがしません。葉の表面をこすってみても香りはほとんどしません。そこで、刻んだ葉を水で煮出してみることにしました。

まずは、レモングラスの葉を数本ハサミでカットします。茶色くなっている部分は切り落とします。緑の部分をハサミで数cmの長さにカットし、鍋に入れます。(葉の側面で手を切らないように注意してください。葉の側面を株元から先端方向に触るとチクチクして痛いです。)

鍋に水を300ml程度加え、火にかけます。沸騰したら火を弱め、数分煮れば完成。


煮ていると水が薄い黄色になり、レモンの香りがしてきます。数分煮て香りが強くなったら火を止めます。葉は固いので、濾して液体だけを飲みます。

香りがかなり強いので、水300mlに3本くらいの葉で十分です。

アイスでもホットでも。砂糖やハチミツを入れるとより美味しいです。
爽やかなレモンの香りが口いっぱいに広がります。ただ、本物のレモンほど酸味はなく、香りがとにかく強い。レモンの香料を食べているような感覚になります。あと、午○の紅茶のレモンティーによく似た香りがします。
なので、紅茶と組み合わせても美味しいです。
レモグラスを煮出した熱々のお湯に紅茶パックを放り込んで放置するだけ。
華やかな香りのレモンティー(?)になります。

このレモンティー、いや、レモンティーもどきをゼリーにアレンジしたものも美味しかったです。

飲む場合より砂糖は多めに。分量表示に従ってゼラチンを加え、固めました。

レモングラスのゼリー液を先に作り、上から紅茶のゼリー液を注いで二層にしようと思ったのですが、一層目がなかなか固まらず、待ちきれずに二層目を流し入れたところ、見事に混ざり、ただの茶色のゼリーになった上、固まった後は白く濁ってしまいました。(紅茶を冷やすと起こる「クリームダウン」という現象)
レモンの輪切りを浮かべてそれなりの見た目になったのですが写真を撮るほどでもなく…

味は良かったです。

あとは、レモングラスのお茶にバタフライピーで色を付けるというのもやりました。

バタフライピーは食品に鮮やかな青色を付けることができる植物として有名です。

私は昨年育てていました。それも綺麗な八重咲きのもの。とても鮮やな青色でした。
春に苗を購入して植え付けました。初期生育はゆっくりだったのですが、真夏から秋にかけてモリモリと花を咲かせ、大量の収穫をもたらしてくれました。

いっぺんに使いきれる量ではなかったので収穫した花を洗って乾かし、清潔な瓶に食品用乾燥剤とともに入れて密閉し、保管しています。

丸一年たったものもカビが生えることなく保存できています。↓



このバタフライピーを刻んだレモングラスと一緒に水に入れ、数分煮るだけ。
濃く色が出るので、水300mlに対して花は二個くらいで十分。薄い色がいいなら一個でも大丈夫。

火を止めた後もじわじわ青色が出てきます。↓



カップに注いでできあがり。↓


まるで南国の海のような色。しかし、食べ物としては変な色。人間の食べ物とは思えない。
レモングラスの黄色がしっかり主張してきて青緑色になりました笑
味は良かったです。

おまけ:バタフライピーの味付けは…

さて、バタフライピーは育てやすく、多収穫なのは良かったのですが、問題は味付けのレパートリーがあまり無いことです。

バタフライピーは無味無臭なので、味付けが必要です。また、バタフライピーは酸に反応してピンク色になります。

我が家にあるもので、バタフライピーの青色を保ったまま味を付けようとすると砂糖かハチミツくらいしかない。(それでも若干青みが強くなります)

レモンを絞るとレモネードとして美味しく飲めますが、ピンク色になります。
カルピスを入れてもピンク色になりました。

また、牛乳を加えると水色になってきれいです。

我が家のミントを摘んでバタフライピーと組み合わせれば青色を保ったままお茶に出来そうですが、我が家では全員ミントの味があまり好きではないのでやりません。(お風呂に入れたり、デザートのトッピングとして使うのみです。)

無色のフレーバーパウダーやシロップなどがあれば、レパートリーが広がると思いますが、一般の製菓コーナーでは見たことがありません。

砂糖、ハチミツ、レモン、カルピス、牛乳しか試したことがなかったので、少しでも目先を変えようとレモングラスを使ってみました。
結局、変な青緑色になりましたが味は良かったのでまたやろうと思います。

レモングラスの活用法2:お風呂

さて、もう一つの活用法はお風呂に入れることです。

レモングラスの葉を刻んで鍋に入れ、水から火にかけて数分煮た後、葉を取り除き、液体だけお風呂にいれます。

お風呂一回分で最低5、6本の葉が必要。濃い香りが好きならもっと増やして。
鍋で煮た液体が濃い黄色だと、風呂の水で薄まった時にちょうど良い感じになります。

クリアイエローのお湯から立ち上る爽やかな香りに包まれて体がポカポカ温まって最高です。

ただ、刻んだ葉を袋に入れ、お風呂のお湯の中で揉み出す方法は全然ダメでした。
必ず鍋で煮込んでから入れてください。

まとめと今後の展望

レモングラスは、見た目良し、音良し、香り良し、味良しの優秀な植物ですが、加熱しないと色も香りも味も出ないことがわかりました。

また料理やお風呂には生の葉をそのつど摘んで使っているのですが、乾燥させたものはまだ使ったことがありません。

また、レモングラスは寒くなると枯れてしまうので、なるべく早く収穫して乾燥させてしまわねばなりません。
乾燥させた葉は生の葉と同じように使えるのか、また、お茶とお風呂以外の使い道はないか、色々試してみたいと思います。

特にやってみたいのは「トムヤムクン」
大好きな料理です。
自分で作れるか自信はありませんが…
レモングラスとナンプラー以外の食材が手元に無いので、色々買いそろえないといけないですね…

また、レモングラスは葉をすべて切り取って室内に入れておくと冬越しできると聞きました。
冬越しにも挑戦してみようかと思います。

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