生き物たちにお水を!

久しぶりの更新となってしまいました。

まだまだ暑いですね。暑くて庭仕事がはかどりませんが、日々の水やりだけは続けております。相変わらず我が家にはたくさんの生き物がやってきます。

以前、庭にやって来る生き物たちのために水のみ場を設置したことを書きました。


最近、新たな発見をしたことで、スムーズに彼らに水を供給できるようになりました。

以前の記事は、せっかく水のみ場を設置したにも関わらず、虫たちが葉についた水滴を吸っているのを発見してショックを受けた、という内容です。

結局、お皿に水を入れて設置するのはやめました。
仕事がひとつ減りました。

で、今回の新たな発見とは、どうやら虫たちは人間の存在を認識して水を要求しているのではないか、ということです。

私は朝起きると、朝ごはんを食べる前に、植物に水やりをします。

バケツに水を汲み、バケツをひっさげて庭に行くとハチやアブ、チョウが飛び回っています。

なんとなく、彼らはいつも、私の周りを恐れることなく飛んでいるような気がしていました。

よくよく観察してみると、私が庭に出てくると彼らも飛び出してくることが分かりました。

つまり、最初にバケツを持って庭に出たばかりの時はほとんど誰もいない。
私が水やりを始めると、たくさん集まってくるのです。

彼らが、植物に付いた水滴を吸って生き延びていることは既に述べました。

観察してみると、やはり水滴のある場所に少し留まっては飛び立ち、を繰り返しているようです。

気温が高いと植物に付いた水滴はすぐに乾いてしまいます。
彼らは、私の水やりに合わせて行動することで確実に水を得ようとしているのでしょう。

なんといじらしい。
彼らのために、植物に水をバシャバシャとかけてみることにしました。

今までは土の表面めがけて水をやっていましたが、意識的に植物自体に水をかけることにしました。
つまり、葉水をするということ。
その分、水の消費量も増えますが仕方ありません。

ゴーヤ、ブルーベリー、バラ、ミントなど、比較的大型で、葉が平べったい植物には重点的に葉水をします。

そうすると虫たちはせわしなく飛び回り、水を集めます。

彼らは一匹で何度も何度も水を集めているようです。
時々、お互いにぶつかりそうになるとケンカ(?)を始めることもあります。

私が庭に出てくると生き物たちが活気づくのは大変喜ばしいことです。ところで、私の起床時間がバラバラなのが彼らに申し訳ないと思っています。

用事がある日はそれに合わせて起きますが、何もない日は気が向いた時間に起きます。日が高くなるまで寝ていることも。

彼らは、庭の主(私)の怠惰な生活習慣に適応する術を身に付けているようです。
どんなに時間がまちまちでも、私の姿を見ると飛び出してくるのです。

彼らの姿を見ると、なるべく早く、そして頻繁に水を供給してあげないといけないな、と思います。
早起きがんばらないとな…


また、彼らは人間だけでなく、バケツの存在も認識しているのではないか、と気づきました。

これは母から聞いた話です。水やりはもっぱら私の役目ですが、私が庭に出る前に、母が蚊取り線香の容器をぶら下げて庭に出ることがあります。すると、彼らは蚊取り線香の容器めがけて飛び出してくるそうで。蚊取り線香の煙は彼らにとって有害ですので、慌てて追い払ったそうです。

つまり、彼らはバケツの形を認識していて、人間がバケツのようなものを持って出てくると良いことがあると分かっているのかもしれません。

しかし、母が根気よく追い払い続けたところ、母は水をくれる人ではなく、また、蚊取り線香の容器から水がサーブされるわけではないと認識したようで、次第に母の姿を見ても飛び出してこなくなり、蚊取り線香にも反応しなくなったようです。

一寸の虫にも五分の魂。
彼らは水をくれる人間と、水を入れた容器をちゃんと認識する能力があるのかも。


今は夏休みで日中、家にいることも多いです。

そんなときは、昼や夕方にも葉水をして生き物たちにお水を飲んでもらうことにしています。

やはり、朝の水やり一回分では足りないようです。

日中、庭に出ると虫たちがプンプン飛び出してきて私の周りを旋回するので、その時には葉水をするようにしています。

というわけで、庭の生き物たちが生きるのに必要不可欠なお水の問題は無事に解決しました。

葉水をすると他にも良いことがあります。葉についた汚れや埃も払えますし、ハダニやアブラムシなどの防除にもなります。

ただし、水が蒸発しにくい天候では、葉水をしないようにしています。
特に、バラは長時間葉が濡れていると黒星病のリスクが高まりますので、カラッとしたお天気の日中にやるようにしています。
また、ペチュニアなども、葉や花が長く水に濡れた状態のままだと灰色かび病のリスクが高まりますので注意しています。

そういえば、気温が高い時間帯や直射日光が当たる状況で葉水をすると、葉が焼けてしまうという噂を聞きます。諸説あるようですが、日が高くなってから葉水をしてもすぐ乾くので、私の体感としては特に問題ないと思われます。

正しく、こまめに葉水をすれば、植物も庭の生き物たちも喜んでくれますよ!!

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